「やっと気付いたがね」
「なんだい?」
「ヤマト2は、人によって見ているところが違って、焦点がぼやけがちだ」
「どこに問題があるんだい?」
「つまりね。大きく分けるとアンドロメダ派とシーツ派に分かれると思うのだ」
「は?」
「アンドロメダ派は古代と土方のラインでヤマト2を把握しようとするファン層。シーツ派は、ズォーダーとデスラーのラインでヤマト2を把握しようとするファン層。実はこの2つはかなり違う」
「なぜシーツ派はアンドロメダを軽視できるの?」
「最初に真田がケチョンケチョンにけなしているからな。駄メカだと思ってもおかしくない」
「なぜアンドロメダ派はアンドロメダを肯定できるの?」
「地球を守るカナメとして活躍したからだ」
「ふーん。見ているところが違うわけだね」
「そうだ。シーツ派の最大の見どころは、デスラーの脱獄だ。その時、ズォーダーはデスラーを信頼する。そこが見どころ」
「アンドロメダ派は?」
「土星決戦が見どころだと考える」
「で、君はどっち?」
「シーツ派だろうな」
「なんで?」
「真田さんがこき下ろしたアンドロメダは、どこかで欠陥が出そうな危うさがあって肯定しきれなかったし、メダルーザはかっこ悪いし」
「それに対して脱獄するデスラーはかっこいいし、それを肯定するズォーダーもかっこいいわけだね」
「主観だけどな」